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演劇ユニットiakuの横山拓也が作・演出を務め、各所で大きな話題を呼んだ傑作舞台「あつい胸さわぎ」を、上海国際映画祭アジア新人賞を受賞したまつむらしんご監督と『凶悪』(13)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞した髙橋泉とのタッグで映画化!
“若年性乳がん”と“恋愛”をテーマに、揺れ動く母娘の切実な想いを繊細さとユーモアを持って描きだす。
母親を演じるのは、監督が“太陽のような温かい存在感”と出演を熱望した常盤貴子。主人公“千夏”には、圧倒的な眼差しを持ち「ドラゴン桜」(21)で注目された吉田美月喜が18歳の不安定な気持ちをリアルに演じる。
“恋”を刺激する相手役には『MOTHER マザー』(20)で賞を総なめにした奥平大兼と、演技派俳優として存在感を示す前田敦子。また、親子ふたりに重要な関わりを持つ存在として、今や日本映画界に欠かせない三浦誠己と、アーティストとしても活躍する佐藤緋美。さらに、女優以外にもプロデューサーとしてマルチな活躍をする石原理衣が物語を彩る。
「舞台を観ているとき、客席から送れなかった“千夏”へのエールを映画を通して届けたい!」と言う、まつむら監督のあつい想いがこの映画を誕生させた。
タイトル | あつい胸さわぎ |
監督 | まつむらしんご |
出演者 | 吉田美月喜、常盤貴子、前田敦子、奥平大兼、三浦誠己、佐藤緋美、石原理衣 |
原作 |
横山拓也(iaku) 戯曲『あつい胸さわぎ』 |
脚本 | 髙橋泉 |
主題歌 |
Hana Hope 「それでも明日は」 |
配給 | イオンエンターテイメント、S・D・P |
コピーライト | ©2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会 |
製作 | 映画『あつい胸さわぎ』製作委員会 |
上映時間 | 93分 |
公開日 | 2023/1/27 |
公式サイト | https://xn--l8je4a1a7e6m7952c.jp/ |
公式SNS | X:https://twitter.com/atsuimunasawagi |
港町の古い一軒家に暮らす武藤 千夏(吉田 美月喜)と、母の昭子(常盤 貴子)は、慎ましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた。
小説家を目指し念願の芸大に合格した千夏は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませている。千夏にとって初恋は、忘れられない一言のせいで苦い思い出になっていた。その言葉は今でも千夏の胸に“しこり”のように残ったままだ。だが、初恋の相手である川柳 光輝(奥平 大兼)と再会した千夏は、再び自分の胸が踊り出すのを感じ、その想いを小説に綴っていくことにする。
一方、母の昭子も、職場に赴任してきた木村 基晴(三浦 誠己)の不器用だけど屈託のない人柄に興味を惹かれはじめており、20年ぶりにやってきたトキメキを同僚の花内 透子(前田 敦子)にからかわれていた。
親子ふたりして恋がはじまる予感に浮き足立つ毎日。
そんなある日、昭子は千夏の部屋で“乳がん検診の再検査”の通知を見つけてしまう。
娘の身を案じた昭子は本人以上にネガティブになっていく。だが千夏は光輝との距離が少しずつ縮まるのを感じ、それどころではない。「こんなに胸が高鳴っているのに、病気になんかなるわけない」と不安をごまかすように自分に言い聞かせる。
少しずつ親子の気持ちがすれ違い始めた矢先、医師から再検査の結果が告げられる。
初恋の胸の高鳴りは、いつしか胸さわぎに変わっていった……。