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フランスを代表する名優カトリーヌ・ドヌーヴと「ピアニスト」のブノワ・マジメルが共演し、ガンで余命宣告を受けた男とその母が穏やかに死と対峙していく姿を描いたヒューマンドラマ。主人公に愛情を寄せる看護師を「モンテーニュ通りのカフェ」のセシル・ド・フランス、主治医のドクター・エデを実際にガンの専門医であるガブリエル・サラが演じる。監督は「太陽のめざめ」のエマニュエル・ベルコ。2022年・第47回セザール賞でマジメルが最優秀主演男優賞を受賞。
タイトル | 愛する人に伝える言葉 |
監督 | エマニュエル・ベルコ |
出演者 | カトリーヌ・ドヌーヴ、ブノワ・マジメル、セシル・ド・フランス、ガブリエル・サラ |
脚本 | エマニュエル・ベルコ、マルシア・ロマノ |
配給 | ハーク、TMC、S・D・P |
原題 | De son vivant |
コピーライト | © Photo 2021 : Laurent CHAMPOUSSIN - LES FILMS DU KIOSQUE |
上映時間 | 122分 |
公開日 | 2022/8/19 |
公式サイト | https://hark3.com/aisuruhito/ |
公式SNS | X:https://twitter.com/aisuruhito1007 |
バンジャマンは人生半ばで膵臓がんを宣告され、母のクリスタルとともに、業界でも名医として知られるドクター・エデを訪れる。彼に一縷の希望を託す母子だったが、エデはステージ4の膵臓がんは治せないと率直に告げる。ショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンにエデは、「命が絶える時が道の終わりですが、それまでの道のりが大事です」と語り、病状の緩和による生活の質を維持するために化学療法を提案し、「一緒に進みましょう」と励ます。
一方、母親のクリスタルは、息子が「不当な病」になったのは、自分のせいではないかという罪悪感に駆られる。彼女には、バンジャマンが若くして当時の彼女とのあいだに子供を作ったとき、息子の将来を思うあまり、彼らとの仲を引き裂いた過去があり、そうした心労を与えたことが病に繋がったのではないかと悩む。だが、ドクター・エデの助けを借りて、クリスタルは息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを心に決める。