『ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る』
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、創立125周年記念のワールドツアー
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ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)は、オランダ・アムステルダムのホール、コンセルトヘボウを本拠地とする世界屈指のオーケストラ。1888年に創立され、100周年を迎えた1988年に正式にロイヤルの称号を授与された。
本作に登場するマリス・ヤンソンス、ウィレム・ケス(1888年~1895年)、ウィレム・メンゲルベルク(1895年~1945年)、エドゥアルト・ファン・ベイヌム(1945年~1959年)、ベルナルト・ハイティンク(1963年~1988年)、リッカルド・シャイー(1988年~2004年)の6人の首席指揮者のほか、グスタフ・マーラー、リヒャルト・シュトラウス、イーゴリ・ストラヴィンスキーといった著名な作曲家たちもRCOを指揮したことがある。なお2016年には、ダニエレ・ガッティが首席指揮者の地位に就くことが決まっている。
オーケストラを構成するのは20以上の国から選りすぐられた120人の楽員たち。大編成であるにも関わらず繊細なことは室内オーケストラ並みで、楽員たちは互いを聴きあい、協力して音楽を作り上げている。これは、ひとりひとりの力量の高さ、楽員相互の深い信頼感あってのことである。
アムステルダムのコンセルトヘボウにおける年間80回ほどのコンサートのほか、毎年世界各地40か所ほどの主要なホールで演奏している。これまでに、1100タイトル以上のLP、CD、DVDをリリース、その多くが国際的に高い評価を得ている。2004年には、独自のレーベル「RCO Live」を開始。2013年には125周年記念のワールドツアーを敢行。1年のうちにヨーロッパ、北米、南米、アフリカ、アジア、オーストラリアの六大州を訪れ50公演を行った。
タイトル | 「ロイヤル・コンセルトヘボウ オーケストラがやって来る」 |
監督 | エディ・ホニグマン |
出演 | マリス・ヤンソンス ほか |
上映時間 | 98分 |
配給 | S・D・P |
原題 | Around the World in 50 Concerts |
コピーライト | Around the World in 50 Concerts ©2014 Cobos Films & AVRO |
公開日 | 2016年1月30日(土)ユーロスペースほか全国順次公開 |
公式HP |
ストーリー
ウィーン・フィル、ベルリン・フィルと並ぶ世界三大オーケストラである、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(RCO)。2013年、コンセルトヘボウが創立125周年を記念して、1年で50公演をおこなう世界一周のワールドツアーへと旅立った!アルゼンチンから南アフリカ、ロシアへと、気さくな素顔をのぞかせながら、王立御用達(ロイヤル)オーケストラが世界をめぐる。その先々で彼らが出会うのは、音楽を心のよりどころに毎日を生きる人びと。文化も境遇もちがう人びとがコンセルトヘボウのコンサートに集い、その演奏に人生を重ねる瞬間。ひとりひとりの心には、かけがえのない宝物が生まれてくる。
本作はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団初の公式記録映画。これまで各国の都市で人生の機微をみつめてきた巨匠エディ・ホニグマン監督(『アンダーグラウンド・オーケストラ』)が、音楽を奏でる人と聴く人みんなの人生を、世界最高峰の演奏に美しく織りこみ、音楽の力に満ちたオーケストラのロードムービーを生みだした。