映画「マジック&ロス」

さぁおいで、魅惑のアジアン・ラビリンスへ
杉野希妃『歓待』製作・主演×ヤン・イクチュン『息もできない』監督・主演とキム・コッピ『息もできない』主演による、
さまえる魂をみつめた新世代アジアン・ムービー

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出資作品

Introduction

アジア・インディーズのミューズと話題の、女優兼プロデューサー、杉野希妃。主演兼プロデュースの『歓待』が世界90ヶ所以上の映画祭からオファー殺到、大絶賛されたことは記憶に新しい。
また2011年東京国際映画祭アジアの風部門では、杉野希妃特集が組まれた。
その杉野が2009年に各国の映画祭で賞を総なめにし、世界を熱狂させた『息もできない』のコンビ、監督兼主演のヤン・イクチュンと主演女優キム・コッピとタッグを組んだ本作『マジック&ロス』は、世界7カ国の俊英が国境を越えて集結し製作。
2010年釜山国際映画祭でワールドプレミア上映され、時の止まった静かなリゾートを舞台に、さまよえる魂たちを多重に描き出す作品として話題を集めた。
そして2011年には、大阪アジアン映画祭、東京国際映画祭、日韓映画祭、香港インディペンデント映画祭にも正式招待されている。

香港のムイウォという妖しいリゾート地で共に旅することになった2人、日本人のキキと韓国人のコッピは、島の不思議な力に取り憑かれ、いつしか奇妙な関係に陥っていく。
ムイウォは、文明から孤立し時間が止まってしまったような魅力がある一方、そこにある滝は多くの人が身を投げる自殺の名所とも言われている。
リム・カーワイ監督はたった3人の俳優の関係と表現力によって、個のあいまいさ、生と死の境界を描く多重的な物語を築き上げた。誰が実在するのか、何が現実で何が幻影なのか、謎が謎を呼ぶ――。 監督のリム・カーワイにとって本作は、デビュー作にして香港国際映画祭で話題となった『それから』に次ぐ第2作目。立て続けに撮った第3作目の『新世界の夜明け』ではCO2(シネアスト・オーガニゼーション大阪)の観客賞&技術賞をダブル受賞している。マレーシアで生まれ育ち、大阪大学、北京電影学院で学び、どこにも定住せずに漂流を続ける彼は、毎回場所やジャンルを変え多層的な作品を撮る鬼才監督。映画祭や特集ではその全ての作品が日本で上映されているヤスミン・アフマド、ホー・ユーハンといったマレーシアの監督に先駆け、日本の劇場で一般公開される初のマレーシア人監督である。
2011年秋、「アジア新世代映画」がついに到来!   
 

 

 

タイトル 映画「マジック&ロス」
監督

リム・カーワイ

キャスト 杉野希妃、キム・コッピ、ヤン・イクチュン
原案

リム・カーワイ、ジュディス・ペルニン

配給 和エンタテインメント
製作 「マジック&ロス」製作委員会(S・D・P、シネグリーオ、和エンタテインメント)